四街道の整体なら「なごみの森整骨院」

 現在は人生100年時代と呼ばれており、「健康貯金」という言葉も生まれています。

寿命が長くなった現代だからこそ、元気な体で長生きすることが多くの人の願いとなっています。

逆に、健康に気をつけず、若い段階で健康を失ってしまうとお金や時間はどのぐらい損してしまうのでしょうか。

また、損をしないためにどのようにすれば良いのでしょうか。

健康とお金のどちらが重要か?

 ネットを検索すると健康とお金のどちらが重要か?という話題がよく出てきます。

しかしこれらは 二者択一のものではなく、健康とお金は人生をよりよく過ごすための両輪であり、一方が欠けるともう片方も上手くいかなくなってしまいます。 

糖尿病は金銭的な状況と大きく関係している

金銭的な状況が良くないと、コンビニ食や菓子パンなど、炭水化物や糖分が多い飲食を行う頻度が高く、結果的に糖尿病になる可能性が高まるということが示唆されています。(※1)

ご存知の通り、糖尿病は他の病気の元になります。血管がダメージを受けるため、脳卒中や動脈硬化、心筋梗塞などの発症リスクが高まります。

病気になれば当然、治療のためにお金もかかるので、悪循環になっていきます。

一方で、お金を追い求めて無理して高給な仕事に就職した結果、うつ病や燃え尽き症候群などで健康を損なう方もたくさんいます。

お金だけ、健康だけを重視するのではなく、両方を満足できる水準で維持することが幸せに生きるために重要です。

健康の金銭的価値

イギリスの医療雑誌「ランセット(The Lancet)」は「不健康」が2013年1年間で世界経済に与えた損失は約7兆円に上るという調査結果を発表しました。

142か国(世界人口の93.2%を網羅)を対象に行われたこの調査は「不健康」に関する世界的な調査としては画期的なものです。

不健康は5000万円の損失!

個人レベルでは、健康を損なうことで、生涯で5000万円以上損するというデータがあります。

(※2)50代の働き盛りで脳卒中を発症した場合、一番収入が高くて、お金を貯めたい時期に病気になり、収入が減ってしまうことになります。当然、退職金や公的年金の額にも影響が出ています。

現役時代に病気になって、働けなくなると、医療費以外に収入にも大きな影響を与えます。その総額は5000万円にもなります。

サラリーマンの生涯年収の中央値が1億3680万円とされています。

健康を損なうだけで、生涯において約1/3の収入を失ってしまうということになります。

健康でいることが、いかに金銭的にも重要かがわかるかと思います。

不健康はどれくらい時間を失うのか?

人事コンサルティング・調査企業のフューチャー・ワークプレース(Future Workplace)とスマート建材を製造するテクノロジー企業のビュー(View)が実施した、「Future Workplace Wellness Study(未来の職場健全性調査)」と題されたアンケートにより、従業員の34%が日々の健康状態への配慮がない職場環境のせいで1日あたり1時間以上の生産性を失っていることが明らかになりました。

日本経済団体連合が発表した『2020年労働時間等実態調査』によると、年間労働時間の中央値は2000時間とされています。

そのうち285日ほど勤務しているので、1日1時間損をしているとしても、1年で285時間(約12日間)損していることになります。

 

日本の寿命の中央値が男性87歳なので、生涯において1044日、つまり2. 8年も人生を損しているということになります。

 

 また、当然ですが、不健康であったり、体力がない状態だと、仕事や勉強に集中することができず、健康なときよりも余計に時間がかかってしまいます。 そして、時間がかかる割にアウトプットの質も低く、仕事や勉強で良い結果を出すことができません。 

 

具体例として、私は整骨院の院長として、 運動やリハビリ以前に、まずは、生活習慣を整えることがすごく重要になります。

 

 

きちんと夜に寝て朝に起き、3食を腹八分で食べ、適度な運動をすること、適度に他人と関わること、という基本的な生活習慣を確立することで体力が醸成でき、結果的気分の浮き沈みや集中力の無さ、アウトプットの不安定さも減っていきます。

健康であることは何事においても生産性を高めるための第一歩であると言っても良いのではないでしょうか。

健康を損なって損をしないために

では、健康を損ない、お金も時間も無駄にしないためにどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

ウェルビーイングを意識する 

ウェルビーイングという言葉があります。

直訳すると”よりよく生きること”ですが、幸せや幸福という意味があります。

お金と健康、人間関係、全てがバランスよく整っていることが重要です。

どれかが突出しすぎていてもアンバランスで不足・不満が起きやすいですし、人によって最適な形は違ってきます。

人生はバランスで成り立っているので、黒か白というような二元論は辞めて、バランスを追求することで幸福度の高い人生を送ることができます。

定期的な運動習慣を持つ

運動習慣を確立することはすごく重要です。

週に4日程度、30分程度の有酸素運動と軽度の筋力トレーニングを行うのが良いとされています。

脳機能もアップするため、 快適に、賢く日々を過ごすためにすごく重要なことです。

とにかく、現代人は運動が足りなさ過ぎると言われています。

そもそも、これほど運動せずに毎日を過ごせるようになったのは、人類の歴史でここ80年ほどです。

つまり、ごく最近です。

それまでは、毎日たくさん歩いて移動し、重い斧を振って薪を割り、風呂を沸かし、 洗濯板でごしごし洗濯をするというような運動習慣が生活の中に組み込まれていました。

 現在では生活の中から運動がほとんど排除されてしまったため、 その分、自律的に運動習慣を確立しておく必要があります。

ストレスを溜めない

 ストレスを溜めないように工夫することも、すごく重要です。

買い物をすることで ストレス発散になると思っている方がいますが、実際は運動をする方が、よりストレス発散効果が高いことが科学的に分かっています。

 

運動をすることで、一時的にストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されますが、それによりストレスへの対応力が高まり、日常生活でストレスを感じにくくなることが分かっています。

あらゆる面で運動をすることのメリットは計り知れないので、運動習慣がない方はかなり損をしていることに早く気づくべきでしょう。

食生活に気を付ける

現代は糖分と炭水化物を過剰に摂取してしまうような、いわゆる「美味しい」食品が溢れています。

食品に対する知識を持ち 炭水化物と糖分を少し、不足しがちな食物繊維やタンパク質を多めに取るように、食生活に気をつける必要がありあります。

忙しい方はサプリなども併用しながら、栄養をきちんと取ることで健やかに過ごすことができます。

睡眠時間を確保する

年齢を重ねるにつれて、睡眠ホルモンであるメラトニンの働きが弱くなり、オンとオフがはっきりしない状態、つまり起きているのか寝ているのか分からない時間が増えてきます。

40歳を超えたあたりから中途覚醒を訴える人が増え、「きちんと寝る」ことが難しくなってきます。

1日7時間以上の睡眠時間を確保し、逆算して仕事の時間や食事を終わらせるようにしましょう。

先に睡眠時間を確保して生活の時間を組み立てないと、どうしても睡眠時間を削って何かをしようという発想になってしまいます。

しかし、睡眠時間を削ると、長期的にはガンや脳卒中、認知症の発症リスクが何倍にもなり、短期的には体力・集中力の低下を招き、結果的に非常に効率が悪くなります。

グローバル企業のトップレベルのビジネスマンでも寝ることを最優先に考えて仕事をしている時代です。

しっかりと寝ることができて、初めてきちんとしたアウトプットが出せるのです。

まとめ 

健康を損なうと、収入が得られなくなることと合わせて、年金や退職金が減額することを踏まえると、約5000万円の損失になるという試算もあります。

また、時間的には、1日1時間以上の時間を損することになるという見解もあります。

人生で健康とお金、時間のバランスを取るために意識するべきことは、実はそんなに難しいことではありません。

幼稚園の頃から誰もが知っている、「 早寝早起き、 腹八分目、 適度な運動と勉強」という当たり前のことを当たり前に実践することです。

大人になればなるほど、これらの当たり前のことから遠ざかり、 「自分オリジナルのやり方」を身に付けてしまっているものです。

一度それらをきれいさっぱり削ぎ落とし、 初心に戻って1から生活習慣を作り直してみると、また新しい世界が見えてくるのではないでしょうか。

 

参考

1:糖尿病有病率に1.2~1.4倍の所得格差

2:お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか.「自然に貯まる人」がやっている50の行動 黒田 尚子 日本経済新聞出版

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