あなたは、成功に直結する日々の習慣がありますか?
あなたの人生を思い通りに過ごすために、まずは日々の生活の中で良い習慣を確立する必要があります。
良い習慣の確立さえできれば、日々、淡々と毎日を過ごすだけで、成功へ一歩一歩自動的に近づいていくことができます。
過去には筆者も、毎日だらだらとSNSを見て、気づいたら深夜になっていることもよくありました。
しかし、今では、朝5時に起き、瞑想と運動(ジョギングと筋トレ)を早朝の習慣にし、新しい創造的な仕事に使う時間を確保できています。
今回は、脳の特性を利用して、自身の習慣をコントロールする方法をご紹介します。
「脳は錯覚しやすいため、その特性を逆手に取れば、人生を思い通りにできる」と言われています。
この記事を読むことで成功に向けて、自身の生活習慣を整える方法を具体的に知ることができます。
今回は、最も重要かつ、無意識的に行える「脳を騙して成功を手にいれる方法」について詳しく書いています。ぜひ最後までご覧ください。
あなたの脳を成功脳にする方法
結論から言うと、人は、脳の特性上「肯定的錯覚」をする人と「否定的錯覚」をする人のどちらかに分かれます。
あなたは「肯定的錯覚をする方法」を意識的に作り上げることで成功を引き寄せることができます。
なぜでしょうか?理由を説明していきます。
まずは脳の構造を簡単に理解しておく必要があります。
脳の構造
人間の脳は3層構造でできています。
体の内側に行けば行くほど本能的・原始的、生命維持のための機能を有しています。
一番表層にあるのが大脳新皮質で、社会生活を送る上での”人間らしい”機能を有します。
大脳新皮質 |
知性脳 |
一番外側の新しい脳。ロジカルに考える理屈脳。右脳、左脳 |
大脳辺縁系 |
感情脳 |
食欲・性欲などの本能、欲望、怒り不安などの感情を司る |
脳幹 |
反射脳 |
自律神経やホルモンをコントロール。生命維持を司る原始的な脳 |
3層の脳の基本的な働きは「入力」と「出力」です。入力(問いかけ)に対して出力(応答)しています。
「どうしてできないんだろう」と考える(入力)すると、脳は「できない」理由ばかりを探し、「できない」と脳に入力します。
つまり、脳は「私はできない」というマイナスの錯覚を繰り返していると、マイナス思考に支配されて前向きな努力を辞めてしまい、自ら「できない自分」を作ってしまうのです。
あなたの人生を決める脳「IRA」
私たち人間は、大脳新皮質「知性脳」が極端に肥大化した動物です。
だからこそ高度な文明を築くことができました。
しかし、行動そのものを決定するのは、大脳辺変形と脳幹を合わせた動物的な古い脳(IRA:Instinct Reflex Area)です。
人は「理屈」ではなく、「感情」と「無意識な反応」で行動します。
良いと思っているはずの生活習慣を続けられなかったり、「理屈ではわかっていてもできない」のはこのためです。
ダイエットをしようと思っても3日坊主で終わってしまったりするのも、「理屈(知性脳)」で自分を動かそうとしているからなんですね。
もし、あなたが自分の望む人生を送りたいのなら、動物的な古い脳であるIIRAにポジティブな記憶を刷り込むことが大事です。
IRAは「現実と想像」、「自分と他人」、「過去と未来」のいずれも区別できません。
つまり、難しいことは考えずに、「良い思い込み」を自分の脳に刷り込めばOKなんです。
意外と簡単なんですね。
自分で「運が良い」と思い込むことが、良い錯覚です。
「できる」と思い込んで続ける人は、いずれ成功できます。
幼少期を思い返してみてください。
「車輪なしの自転車に挑戦し続ける子供」は「転んだらどうしよう…」と思ってチャレンジを辞めることはありません。
転んでも転んでも、「次はこうすれば乗れるかな?だって、近所のお兄ちゃんは乗れているもの。」と考え、何十回も何百回も転びながらチャレンジを続けます。
そして「当たり前」のように成功します。
これこそが「自分はできる」と思い込んだ、「良い錯覚」をしている状態です。
あなたの脳を成功脳にする!超具体的な方法
では、より具体的に自分の脳を騙し成功に近づく方法をお伝えしていきましょう。
具体的には、
- 言葉
- イメージ
- ボディランゲージ
の3つで自分の脳を操り、錯覚させます。
あなたの脳が「正しい」と思っていることの99パーセントは錯覚でしかありません。
「成功している人」と「成功できない人」は、生まれつきの能力に差があるわけではありません。
厳密にいうと、多少の差はあれど、人間としての細胞を形成するDNAは同じであり、誤差程度のものです。
違いは「良い錯覚」ができるか、ただそれだけのことです。
成功者は、自分のことを「普通の人より優れている」と錯覚しています。
これを「優越の錯覚」といいます。
優越の錯覚は、脳内の異なる部位の連携の強弱や、神経伝達物質に影響します。
優越の錯覚を起こす人は、自分の短所を見つけても、深刻に落ち込みません。
改善策を講じるか、短所を補うくらい長所を伸ばすからです。
これは、成功を目指す人にとって極めて重要な能力です。
また、優越の錯覚を感じている人は自信があります。
だから「これくらい大丈夫だ」と思います。
反対に劣等感がある人は、自分が信じられないので、ますますマイナス方向に自分を追い込んでいきます。
この「劣等感」も錯覚でしかありません。
しかし、「プラス思考」の人も、常に脳が安定した状態にあるわけではありません。
脳は、必ず「快」と「不快」を行き来します。
真のプラス思考は、振り子が「不快」に動いても、すぐに「快」に戻せる能力を持っているかどうかで決まります。
上述の通り、人は「肯定的錯覚」をする人と「否定的錯覚」をする人の2種類しかいません。
脳の特性上、正反対の2つのことを同時に思考するのは不可能だからです。
心は、イメージや思考だけでコントロールすることはできません。
感情脳が人を動かします。
感情脳が「快」の状態にあれば、人は「肯定的錯覚」をすることができます。
「不快」を瞬時に「快」に切り替える”3つの鍵”が、「言葉」、「イメージ」、「ボディランゲージ」です。
これまで否定的に生きてきた人も諦める必要はありません。
脳は、あっという間に錯覚から覚めることができます。
「言葉」「イメージ」「ボディランゲージ」の3つで脳への働きかけを習慣化していくことであなたの脳はすぐに変わります。
「どうしてできないのだろう」と入力すると「できない」理由ばかり出力し、「できない」と脳に再入力します。
「どうしたらできるだろう」と入力すれば「できる方法」を出力し「できる」と再入力します。
要は、入力と出力をプラスに切り替えることが重要です。
1,言葉をポジティブに置き換える
具体的には、感情脳が「不快」に振れた時、すぐにプラスに戻せるキーワードを作っておくことです。
そのためには、「自分の良いところを書き出してみる」ことです。
初めは、5つもあれば十分です。
あなたが思う短所は必ず、ポジティブな側面を含んでいます。
例えば、考え過ぎる自分が嫌なのであれば、「思慮深い」という良い面を持っているということです。
すぐに不安になる癖があるのであれば、慎重、細かなところに気が付く、準備・計画を緻密に行えるというポジティブな側面があるでしょう。
また、自分への問いかけの言葉をポジティブに置き換えることも大切です。
「失敗した」と思うのではなく、「良い勉強になった」と頭の中の言葉を置き換えて日々を過ごしてください。
「できない」ではなく、「何があればできるだろう?」と考えてください。
2,ポジティブなイメージを具体的に持つ
もしあなたが、今の体を改善したいのであれば、「体を改善したい」という漠然とした抽象的なイメージを持っているだけでは、絶対に夢が叶うことはありません。
もっと具体的に、
- いつまでに
- どうやって体を改善するのか
- 達成した後にどんな生活を送っているのか
を超具体的にイメージします。
脳は現実とリアルなイメージを区別することができません。
色や形、匂いや肌触り(五感)までリアルにイメージをすれば、それはもはや脳にとっては現実です。
成功した姿を五感を感じるほどリアルにイメージし続けることで、自然とそれにふさわしい行動を取ることができます。
3,気持ちを切り替える動作を持つ
不快な感情になった時や、なんとなく気分が乗らない時は誰にでもあります。
そんな時に気持ちを切り替える動作をあらかじめ決めておくことが大切です。
私の場合、怒りや不安、ネガティブな感情を感じた場合、「深呼吸」をするようにすることで「まぁ、いっか」と気持ちを切り替えるようにしています。
時間があるときは有酸素運動をすることでさらに気持ちの切り替えができますが、手軽にすぐにできるものの方が、不快な感情をすぐに、その場で切り替えることができます。
あなたも、ぜひ自分なりの気持ちの切り替えスイッチを作ってみましょう。
それをトリガーとすることで「快の感情」を呼び起こすことができるようにしていきます。
髪を掻き上げる、指を鳴らす、目を見開くなど、なんでも自分でしっくりくるものであれば大丈夫です。
まとめ
脳を騙してやりたいことを習慣化する超具体的な方法についてお伝えしました。
あなたの脳を成功脳にする方法は、まずは脳の錯覚のメカニズムを知り、否定的錯覚をしている状態から、肯定的錯覚をする方法を学び、身につけていくことです。
具体的には、言葉とイメージ、ボディランゲージを意識的に変革していくことで成功脳を作ることができます。
他者にも自分にもポジティブな言葉を習慣的に使い、漠然としたイメージではなく、五感まで想像する具体的な目標やイメージを持ち、不快から快へ気持ちを切り替える深呼吸などの動作を予め作っておくことです。
人は何かを学んでもすぐに忘れてしまうのです。
ここでご紹介した内容は今からすぐに実践できるものばかりです。
ぜひ今日から、すぐに始めてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。