四街道の整体なら「なごみの森整骨院」

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脳の構造的に「女性は会話(コミュニケーション)が得意」で、「男性は論理的思考が得意」という話を聞いたことはないでしょうか?

実際に、男女の脳に構造的な違いはあるのでしょうか?

あるとしたら、男女の脳の特性を活かして、より簡単にあなたが望む人生を送るための良い習慣を身につけることができるのでしょうか?今回は、男女の脳の構造の違いをテーマに良い習慣を身につける方法について解説します。

 

実際に、筆者も男女の脳の構造の違いについてよく知人と話をしていたのですが、今回解説していることを調べていくと新しい発見があり、目から鱗でした。

 

ぜひ知っておくべきことだと思うので、最後まで読んでみてください。

 

男女の脳の構造的な違いは「ほぼない」

結論から述べると、実は、男女の脳に構造的な違いはほぼない、ということが最近の研究で明らかになっています。

 

男女の脳の違いを示す根拠として「左右の脳をつなぐ脳梁(のうりょう)の太さに差があり、女性のほうが太い」という研究結果がしばしば引用されます。

 

しかし、これは今から約40年も前の1982年に、男性9人、女性5人という限られた数の解剖データを元に書かれたもので、科学的根拠というにはあまりにも信頼性の低い根拠です。(※1)

 

また、原始時代には男性が狩猟を行い、女性は村で育児や採取をしていたため、男性は空間把握能力が高く、女性はコミュニケーション能力に優れているという俗説もよく聞きます。

しかし、米国の考古学の研究チームにより、9000年前の米大陸では大型動物ハンターの30~50%が女性だったという可能性が示されています。(※2)。

 

つまり、「男性は狩り、女性は採集と育児」という役割分担は、研究者による後付けだった可能性もありえるということです。

しかし、普段生活をしていて、「男女で感じ方や行動特性に違いは確かにあると思うけど?」と納得がいかない方も多いでしょう。

 

私(男性)も実際、女性は男性と違い、買い物でも、いわゆる「ウィンドウショッピング(特に目的なくブラブラと散歩するように買い物する)」する方が多いなぁと普段から感じていました。

 

この差は一体どこから来るのでしょうか。

 

男女の脳の違いは、「文化的要因」と「生物的要因」の違い

 

実は、上述のように、脳の構造は男女であまり違いがありませんが、男女の考え方の違いは、個人が持つ脳の性質によるものであり、その性質を決める要因として、文化的要因と生物学的要因が挙げられます

 

文化的要因は、私たちがもともと持っている男性、女性への固定観念によるものです。

その固定観念は、 日々の社会的または経済的役割として、男性は社会に出て働きその報酬で自分 の家族を養い、女性は家庭や子供、近隣の人々と深く関わる、というそれぞれ が違う役割を担っていることによって形成されたものと考えられています。

 

生物学的要因は、胎児期に母親の子宮内で分泌されるホルモンの量によるものです。

 

母親は、子供が胎児期のころに子宮内でテストテロン(男性ホルモン)を分泌します。

 

このテストテロンの分泌量が少なかった子供ほど、成長するにつれアイコンタクトをよく使い語彙力も多かったことから、共感性に優れていると考えられ、このテストテロンの分泌量が脳の性質を大きく分けていると考えられています。

 

そして、この脳の性質の違いは、文化的要因と生物学的要因のどちらか一方のみによって左右されるわけではなく、相互に混ざりあった結果として決定されるものであるとされています。

 

よって、成功するための習慣を身につけるために、男女の脳の構造の違いを活かす方法は存在せず、性差を考慮するよりも、個人に合ったやり方を見つける方が効率的である、ということになります。

 

昨今は多様性の時代です。男性でも競争が苦手でコミュニケーションが得意な人もたくさんいますし、女性でも競争が好きな方もいて、もちろん良いですし、それが自然な姿です。

 

成功する習慣化の3つの壁の乗り越え方

個人的に成功している人は例外なく、良い習慣を持っているのです。多くの人が、「良い習慣が人生を変える」と気づいています。

 

しかし、やる気や根性といった感情論では、短期的には頑張れても、すぐに失速してしまう物です。

 

では、どうすれば習慣化することができるのでしょうか。

30日かけて何か自分にとっての良い習慣を身につけようとするとき、3つの壁があります。

 

反発期

1つ目は最も辛い時期となる、最初の7日間です。

 

勢いよくスタートを切るも失速し、いわゆる三日坊主になりやすい「反発期」です。実は40%以上の人が、この「反発期」で挫折してしまいます。

 

不安定期

 2つ目は、反発期を越えるも、体調やイレギュラーなことに振り回されて挫折しやすい「不安定期」。

 

これは8日目から21日目に起こりやすくなります。

 

倦怠期

 そして最後の壁が、マンネリ化して続ける意味が分からなくなる「倦怠期」です。

 

22日目から30日目の間に訪れます。

 

習慣化するには、この3つの壁を乗り越える必要があります。

 

脳は変化を嫌い、「いつも通り=いつもの習慣」をキープするようプログラムされています(この機能を”恒常性の維持”といいます。)。

つまり、いつもと違うことをやろうとすると”本能”が拒否します。

 

よって、習慣化の第一歩は、スモールスタートを心がけることが重要です。

 

始めはタスクをとにかく小さく分けてこなしていきます。

 

例えば、運動習慣を身に付けたいなら、1日目は「朝起きたら外に出て、家の周りを3分歩く」とかから始めます。

 

それができたら5分、10分と時間を長くしたり、早歩きをしてみたり、徐々にタスクの難易度を上げていくことで、始めの「反発期」を乗り越えることができます。

 

まとめ

男女の脳の構造の違いを理解して成功する習慣を身につける方法についてお伝えいたしました。

 

実は、最近の研究では、男女の脳の構造的な違いはほとんどないということがわかっています。

 

男女の行動特性の違いは、文化的要因と生物的要因の違いにより生じる場合があります。

 

よって、男女の脳の構造の特性を活かすよりも、普遍的な習慣化の法則に則り、自分に適した方法で良い習慣を身に付けていくことが効率的といえます。

 

具体的には、習慣化を阻む3つの壁を乗り越えるために、できるだけ課題を小さく分解し、小さい課題から解決していく「スモールステップ」で習慣化を進めていくことが大切です。

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